2008年11月24日

破綻した金融機関を公的資金で救済すれば景気はさらに悪化する

「リーマン・ブラザーズなどの破綻を契機に、アメリカでは、金融安定化のために7000億ドルにも及ぶ公的資金が投入されようとしている。」

「金融安定化」のために、破綻した金融機関を救済すべきなのだろうか。

資本主義の原則に従えば、経営が悪化した金融機関を救済する理由はない。金融機関を社会主義的な保護政策下に置くのは、おかしい。

破綻した金融機関を公的資金で救済すれば、金融機関による貸しはがしなどによって、さらに景気は悪化するというのである。

フルフォード式に言えば、すでに死んだゾンビを蘇生させるために、まだ生きてる(経営が健全な)企業を殺す結果になる。

「金融安定化」という大義名分、建前を掲げてはいるが、実際には、天下りや株主救済が主な目的であろうと思われる。博打で損をしたツケは自己責任でやって欲しい。(自己責任という言葉を流行させたのだから)

「米財務省は23日遅く、米金融大手シティグループ支援策の一環として、同社に200億ドル(約1兆9000万円)を出資し、優先株を取得する方針を明らかにした。」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081124-00000624-reu-bus_all

「アカデミックな研究によると、銀行経営が悪化したことによって貸し渋りがあったという研究はあるが、それが実質成長率を目に見えるほど低下させたという研究はないようだ。むしろ、銀行が不良債権処理を嫌い、破綻しそうな企業に追い貸しをしていたことが、長期的には経済全体の効率性を低下させたという研究がある」

「経営状況が悪化した銀行は、金のあるところには貸し渋りや貸しはがしを行い、金のないところには追い貸しをするという説がある。銀行は、キャッシュがあれば、しばらくは破綻しなくてもすむから、必死にキャッシュを集めるために、相対的には金を持っている(これは経営状態が良いということである)貸出先から資金を回収するというのである。こんなことが起きれば、当然不況になる。

しかし、北海道の場合、拓銀破綻前には全国よりひどい不況で、破綻後に全国並みの不況に「回復した」という事実から判断すると、破綻によって貸しはがしがなくなって、むしろ良かったということになる。」

「98年の大不況には、消費税と社会保険料引き上げ・公共事業削減の財政ショック、アジア通貨危機による日本の輸出の落ち込み、金融システム不安があったにもかかわらず金融緩和が遅れたことなどの、他の説明要因もある。」

http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/harada.cfm?i=20081008c3000c3&p=1

http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/harada.cfm?i=20081008c3000c3&p=2
posted by 望 at 18:04| Comment(3) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

状況は理解できました。

どうも、ありがとうございました。
Posted by 望 at 2008年11月29日 23:03
だけど先の大恐慌の時には僅か数年で米国のGDPは30%も減少してますぜw
結局、ニューディールと第二次大戦参戦と言う大規模な公共事業に頼らなければならなかった。
試しに金融業界やBIG3を救済せずに放置すれば大恐慌と同じようになると思うよ。
そのアカデミックな研究とやらはその国の金融機関が今回の金融危機のように一斉に駄目になる事を仮定してるのかいw?
Posted by ななし at 2008年12月16日 17:45
当ブログは以前から、政府が通貨を発行することが正常な金融システムであると言っています。

Posted by 望 at 2008年12月16日 21:31
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