給食と牛乳の歴史を振り返る。
http://milk.asm.ne.jp/chishiki/keizai/kyusyoku.htm
http://www.j-milk.jp/library/8d863s000000qns4.html
日本人の身長が高くなった理由は牛乳を摂取するようになっただけではなく、肉類や魚介類、卵などを多く摂取するようになったからだと考えられる。戦前や戦後の初期のご飯に塩分の多い漬物という食生活が良いわけではない。
(コメのご飯を日本人全員が食べられるようになったのは、60年代の高度成長期以降の事である。それ以前には、ヒエやアワ等の雑穀類が一部で食べられていた)
鎧の大きさを比較すると鎌倉時代の日本人は江戸時代の日本人より、身長が高かった事が分かるそうである。江戸時代は肉食(馬や鹿など4本足の動物。鳥は食べられていた)が禁じられていたが、鎌倉時代は禁止されていなかった。鎌倉時代に牛乳が普及していたとは思えない。
http://www.seronjihou.co.jp/milk03.htm
「日本で盛んに牛乳が飲まれるようになったのは、戦後である。GHQ(連合国軍総司令部)の要望で、牛乳・乳製品などの動物性食品の消費促進が推進された。
保健所での栄養指導や、病院での粉ミルク育児の指導、テレビ、ラジオ、新聞などでも牛乳普及を促進する報道がなされた。昭和20〜27年の占領期間中、保健所に勤めることのできた栄養士の条件は、乳業の専従栄養士だった。
昭和23年には「母子手帳」を乳業メーカーに作らせ、「牛乳(粉ミルク)を飲ませるように」と明記し、カバーには森永乳業、雪印乳業、明治乳業などのコマーシャルが載っていた。いかに行政と乳業界が癒着し、牛乳の普及に努めていたのかが良くわかる。
昭和33年に学校給食に牛乳が登場するようになってから、加速度的に牛乳の消費量が増えていった。
乳業界にとって学校給食は3兆円産業の食材市場であり、乳業界は校長などの天下り先となり、批判する者は飛ばされた。」
牛乳を普及させる過程で、牛乳は健康に良いという「牛乳神話」が作られていったという。現在、牛乳神話に疑問を抱く声が増えている。
日本よりもはるかに牛乳を摂取している欧米人に骨折が多いという。
「アメリカでは1000万人の人が骨粗鬆症に悩まされ、 50歳以上の女性の二人に一人、男性の8人に一人が、骨粗鬆症が原因で骨折している。アメリカはカルシウムの4分の3を牛乳や乳製品から摂取している。世界で最も牛乳を飲んでいるノルウェーでの骨折率は、日本の5倍にものぼる」
牛乳に対して、本当にこれまで言われてきたように健康に良いのか、疑問を抱く声が増えている。
http://www.binchoutan.com/milk.html
牛乳のカルシウムは吸収効率が良くないのでは?
牛乳によるアレルギーや下痢(乳糖不耐性)等の問題。
ダイオキシンの問題。ダイオキシンが植物に吸収されることはないが、葉や茎など植物の表面に付着することはある。(野菜はよく洗って食べれば大丈夫)ダイオキシンの付着した牧草を牛が食べることで、ダイオキシンが牛の体内で濃縮され、それが牛乳に含まれことはないのだろうか?といった問題。
ネットで調べても、いろんな疑問の声を聞くことができる。
この中で乳糖不耐性による下痢は直ぐに体験できることである。牛乳を飲むと下痢をする人は多いと思う。学校給食で強制的に飲まされたら困る人もいる。
http://www.okinawa-meiji.co.jp/calcium/index.html
「カルシウムの吸収率は牛乳39.8%、小魚(わかさぎ)32.9%、野菜(小松菜、モロヘイヤ、おかひじき)19.2%」だという。
「炭酸カルシウムとミルクカルシウム(リン酸カルシウム)が添加されたカルシウム沈澱量に注目してみましょう。表を見てわかるように、炭酸カルシウムとミルクカルシウム(リン酸カルシウム)の差は歴然としています。いかに、炭酸カルシウムが飲用効果に優れているかが、皆さんにもはっきりとおわかりになると思います」
牛乳の消費量が減ったら困る明治乳業がこのように言っているのである。ミルクカルシウム(リン酸カルシウム)より、炭酸カルシウムのほうが吸収効率が良いと認めたものと思われる。炭酸カルシウムを牛乳ではなく、豆乳や豆腐に添加しても同じ効果はあると思われる。
「欧米諸国は乳製品の摂取量が多いにもかかわらず運動不足のため骨粗鬆症患者が多いのです。カルシウムをたくさんとっても運動で骨に刺激を与えないと骨まで栄養が届かないのです。」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q147409559
「日本人より牛乳を多く飲んでカルシウムを多く摂取する欧米人で骨折が多いのは肉食の過剰摂取でCa/P比の平衡を崩して、カルシウムが流失するからといわれている」
http://www.j-milk.jp/library/faq/8d863s000000oxdq.html#Q009
結局バランスのとれた食事と適度の運動が必要になる。牛乳など乳製品や肉類、脂肪などの過剰摂取が問題になっている現代では学校給食に牛乳をつける必要も学校給食の必要性もない。
またアレルギーの人もいる。牛乳だけではなく、卵や大豆製品がアレルギーの原因になることも多いから、同じ食べ物を給食という形で強制的に食べさせることは、やはりおかしい。学校給食は利権の温床にもなっている。
利権と言えば公共事業である。道路や橋、新幹線などの公共事業は60年代の高度成長期から70年代までは一定の役割を果たしたが、今では完全に利権化し国と地方の借金を増やすだけの存在になっている。(単なる土木事業ではなくエネルギー開発などの未来につながる公共事業であればよいが)
土木事業と同様に学校給食も、60年代の高度成長期から70年代にかけて、日本人の健康や体格の向上に一定の役割を果たしたと思われるが、今では利権のためだけに存在している。現に日本人がもっともバランスのとれた食生活をしていたのは、80年代であるといわれている。
郵貯や簡保、年金等の国が行う金融事業も、60年代の高度成長期から70年代までは一定の役割を果たしたが、80年代以降必要なくなっている。(郵貯、簡保は民営化ではなく廃止すべきだった)
税金を投入して学校給食を存続させる理由はない。給食は廃止すべきである。
給食利権に関する過去記事
http://urayamaneko.seesaa.net/article/114696770.html
http://urayamaneko.seesaa.net/article/68432370.html
http://urayamaneko.seesaa.net/article/114720045.html
日本の飼料自給率は25%で、残りは輸入に依存している事を考慮すると、牛乳も自給できていない。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~arugama-ma/vegetarian/foodissue.html
http://kogataiyo.blog86.fc2.com/blog-entry-33.html
「飼料自給率が25%。濃厚飼料自給率は10%。。濃厚飼料(穀物、イモやマメ、魚粉など)。。。粗飼料(牧草、乾草、根菜、サイレージ)。。。 穀類全体の輸入量は2700万トンで、一方の国内生産量は990万トン。輸入量と国内生産量を合わせた国内の消費は、食料よりも飼料用の方が多い。穀物全体で40%以上が飼料用として消費されている。」

